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11月になって第9波がようやく落ちついたところですが、この12月に入って、もう、また、増加し始めました。絶対値(リニア)で見ますとゆっくり増えているだけに見えますが、感染シーンは指数関数的ですのでグラフを対数にしてみますと… ほぼ一直線に急増していることが判ります(写真1、写真2)。もしこのままのペースで増え続けますと… 1月末にはまた毎日7万人規模の感染者が出て、再び救急/医療逼迫が起きかねないと危惧しています。
さらに今回、インフルエンザ・咽頭結膜炎(アデノウイルスによる感染症、プール熱)・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)・流行性角結膜炎(はやり目)も大流行しています(写真2)。 そしてこれらに対処する抗ウイルス薬・解熱薬・去痰薬・抗生剤などの医薬品が軒並み不足する事態が起きています😱 はやり目を除いていずれもマスク・手洗いで感染を予防/低減できますし、コロナ禍の3年間は低く抑えられていたのですが…
この冬、新型コロナだけでなくインフルも罹れば出社も山にも行けなくなりますし、受験生は一生に関わる大事になってしまいます。医療逼迫となれば、助かる人も助からず、他の病や大きな事故にも対処できなくなります。
ぜひとも屋内や屋外でも密/発声のある環境ではマスク着用、手洗い/うがい、換気、三密の回避で、また忘年会や帰省では注意をして、第10波を招かないよう意識したいものです。
(写真1)第5波以降の全国の感染者数の推移グラフ(対数)
(写真2)全国各県毎の直近の感染者・入院者数の推移グラフ
高解像度版はこちらに
→ http://www.nakoruru.mydns.jp/share/231215zenkoku_teiten.png
→ http://www.nakoruru.mydns.jp/share/240121zenkoku_teiten.png
→ http://www.nakoruru.mydns.jp/share/240128zenkoku_teiten.png
(写真3)東京都のこの10年間の4つの感染症の推移グラフ(リニア)
【関連ヤマレコ日記】
①新型コロナの現在の感染状況その2(2023/9/3)
https://www.yamareco.com/modules/diary/209519-detail-308774
②新型コロナの現在の感染状況(2023/97/28)
https://www.yamareco.com/modules/diary/209519-detail-305788
※(24/01/26)写真1,写真2(同リンク先)のグラフを最新の1/14版に差し替えておきました。
※(24/02/02)写真2(同リンク先)のグラフを最新の1/28版に差し替えておきました。
コロナにインフルに溶連菌にアデノイドに・・・そして現在幼稚園ではお腹に来る風邪流行中です。
薬局に行くといつもの薬は無く(欠品)、他の薬(ジェネリックとか)で代用したくも、特定の物質にアレルギーがあると、メーカーごとに添加物が異なるのでうかつに変更も出来ずで困ります。
ジェネリック医薬品は主成分こそ先発品と同じでも、その他の添加物がメーカーによって異なるので変更できない人間もいるんですよね💦
そんな状況下、子供がOD(オーバードーズ)で搬送されたなんて報道があると、薬物乱用教育も時代に合わせて更新しないとダメだなと思います。
年末年始も色々なイベントがありますが、とにかく健康第一ですね😅
オーバードーズの小学生のニュースに驚いたのも束の間、今度は薬目当てにトー横で小学生が補導されたそうで… 親世代含めて、衣食住が足りても、いろいろ見失っていそうで困ったものです。若年層がこうした誤った薬への近づき方をする一方で、身体に異常があっても受診を躊躇うケースが相当に多い(特に性病)と聞きますし、本当に病や怪我の知識/対処、医薬品の扱い方・守るべき事柄、病院の受診の仕方なども学校で教えなければならない時代だと思っています。
ジェネリック/先発品の微妙な違いも厄介ですよね。来年度から先発品の処方には、ジェネリックとの差額を自己負担させる方向で検討されているそうです。糖尿病患者の命綱のインスリン製剤も一部で供給制限がでて、薬の変更に主治医と相談が要るとの話も聞きますし… 米国の状況を見ると皆保険制度がどれほど有り難いかと思うのですが、難しい状況です。
インフルエンザですが、とうとう全国レベルで警報値30人/定点を超えてきました。北海道は50人越えだそうで、今度インフル・コロナ同時流行となれば、検査キットも不足するなかどうすれば… また最低限の検査キット・解熱薬・ゼリー飲料/食料を自宅に備えておかないとですね。
自粛、自粛で過ごした数年間を経て、解き放たれた空気感を迎える今年の年末年始。
注視しながら免疫力が落ちないように規則正しい生活と適度な運動を続けます❣️
5月の「5類化」前からもその傾向がありましたが、5類化以降加速した気がします。
制度が変わってもウイルスは今も変異して存在していますし、病原性は実は下がっておらず全身性の病いであることも判ってきているのに、そしてこれだけインフルエンザ・咽頭結膜炎(海外ではマイコプラズマ肺炎なども)が流行っているのに…😭
これからはまさに自己責任で、個人レベルでできる対策をするしかないですよね。山での自助・共助・公助と同じく、本当は公的な感染対策のアナウンス・実行が効果的(実はそれほどコストもかけずにできる)と判っているのに、やるせないところです。
○X:Dr. Tadさん:なぜCovidはこんなに早く我々の意識から消えてしまったのだろう?
大量のトラウマの後には、大量の忘却が待っている。Covidについて語りたい人はもう誰もいない…
https://twitter.com/tak53381102/status/1532906436556369920
ガーディアン紙の記事の紹介ですが、1918年のスペイン風邪の時にも同じようなことが起きたそうです。
経済活動している人ならタダの風邪でも引きたくないですよねー。
より良き明日の為に予防は必要〜♪
本当に!
最近になって、(写真3)の感染症を含めて、さまざま感染症が急激に流行しているのには、
・免疫負債:コロナ禍の対策で感染が減ったことで、集団としての獲得免疫が低下した。
・免疫窃盗:新型コロナ罹患後に免疫機能不全が起きている。
の2つの説があるのですが、早々に感染対策を緩めた欧米でも流行している状況や、リンク1写真3の元論文などが複数出てきて、どうも後者らしいと言われています。(それに前者説は、誤った『奪マスクして感染症に罹った方がいい』を招きかねず要注意)
インフルエンザだって脳症や異常行動を起こしますし、罹っても何も良いことはないですし、病をおして無理をしたり、コロナ上がり時に10日間マスクをしないなどで感染を拡げることこそ経済活動の敵ですもんね。正しい予防、正しい対処がこの年末も取られることを祈っています。
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